エンジニア選書シリーズ[詳解]AWS Infrastructure as Code
――使って比べるTerraformAWS CDK

この本の概要

本書は,Amazon Web Services(AWS)のリソースを対象とした,コードによるインフラ管理――Infrastructure as Code(IaC)をテーマにした実践的な解説書です。IaCツールの中でも,幅広いシステムに対応できる「Terraform」と,抽象的なリソース記述が可能な「AWS CDK」を取り上げます。それぞれのツールの基本的な使い方や仕組みを解説するとともに,VPCやECSの構築といった具体例を通じてこれら2つのツールを横断的に比較・理解します。両ツールの「宣言的なコード記述」という共通点や,コード記述法や差分抽出プロセスの違いを掘り下げながら,AWSにおけるIaCの汎用的なスキルを習得できる内容となっています。IaCをこれから始めるユーザーに加え,Terraformユーザー,AWS CDKユーザーのどちらにも,新たな視点とスキルを提供します。

こんな方におすすめ

  • すでにTerraform,AWS CDKを利用している人
  • AWSにおいてIaCをこれから始める人

著者プロフィール

原旅人(はらたびと)

ソフトウェアエンジニア・クラウドエンジニア。1975年生まれ。松本市出身。スーパーコンピュータを使って天気予報をするためのソフトウェア(数値予報モデル)の開発に14年間従事し,その精度向上に貢献。

その後,Webアプリケーションや高速検索用データベースの開発を手掛ける中でAWSの可能性に惹かれ,クラウド技術を活用した効率的なアプリケーション開発・運用に強い関心を持って注力し,開発期間の短縮や運用コストの削減を実現。

著書に『コンセプトから理解するRust』(技術評論社)。